あとがきみたいなもの

↓の構造論を書くのに2時間くらいかかった罠。
例としていろいろゲームを出そうかと思いましたが、
結局それをしなくて済んじゃいましたね。

今回この文章を書こうと思った理由は、
ここでするギャルゲのレビューや、
あと今後書くだろう自分のギャルゲへのスタンスを説明するのに
『シナリオ構造論』って言葉が不可欠だったからです。
まあシナリオ構造論という言葉自体は
自分の造語なんで他所では通じませんが、
これから先そういうことを書く機会も増えると思うんで、
覚えておいていただけると。

構造論

さて、では前から書きたかったことの一つ
『ギャルゲのシナリオ構造論』について書きます。
あ、構造論、なんて豪そうなタイトルですが、
中身はぜんぜん簡単なことなんで身構えないでください。苦笑
簡単に言えば、
ギャルゲってのは複数のシナリオが集まって一つのゲームを作ってるけど、
複数あるからこそできる見方があるんですよ、って話です。


まず一般的なギャルゲは、複数のキャラクターがいて、
ある程度の長さの共通シナリオの中で選択肢を選び、
立てたフラグに応じて個別のキャラのシナリオへと分岐していく、
という構造を持っています。
プレイヤーは一人のキャラを
『攻略(シナリオを最後まで読む)』したらまた最初からやり直し、
また別のフラグを立てて他のキャラを攻略する、
という作業を繰り返すことになります。
そして全キャラ攻略した時点でゲームクリアとなるわけですが、
これが『複数のシナリオが集まって一つのゲームを作ってる』ってことです。

ところで、たいていのゲームはこの複数のシナリオの間に関連性がありません。
しかしそれを持たせることで、
あるキャラのシナリオを他のキャラの伏線として利用したり、
(演劇でいう群像劇的に)ゲーム全体として
何かテーマを表現したゲームもあります。
またそういうゲームにおいては
作者がプレイヤーにテーマをわかりやすく伝えるため、
キャラの攻略順に縛りをかけたり、
全キャラ攻略した後に最終シナリオが出てきたり……
といった工夫もされます。

そこで、そもそも作者が表現したかったテーマは何なのか、
作者はそのためにどんな工夫をしたのか、など……。
こんなマクロな、
『複数あるからこそできる見方』でギャルゲの個々のシナリオを見てみよう、
っていうのがシナリオ構造論なわけです。

縛りのあるゲームっていうのは、
『好きな順に攻略できない』ため非難されることもあるようです。
でも作者はちゃんとした理由があって縛っているはずです。
その理由を考えてみるのもいいんじゃないでしょうか。

残念賞

友人からどのヘッドホンを買えばいいか相談するメールが来たものの、
ケータイがマナーモードに入っていたため気付かない罠。
しかも気付いたときにはすでに買ってしまっていた悲劇。
なので、今後こんなことが起こらないよう
お勧めのヘッドホンをここで紹介しておきます。

とりあえず、
実売2万円以下＋ネット上の評判and自分が使ってよかったものということで、
SONY MDR-CD900ST
AKG K240S
を挙げときます。

一応簡単にレビューしておくと、
一番上のCD900STはすごく生真面目なヘッドホンです。
音源の音を飾らず、そのまま出してきます。
そのため声にかかったエコーも簡単に聞き分けられますし、
バイオリンの音はすごく生々しい。
これを使った後に他のヘッドホンを使うと、
耳と音の間に何か薄い膜を感じるほどです。
ただその性格も良し悪しで、
シンバルとかの攻撃的な音も角を丸めずそのまま耳に突き刺してきます。
言ってしまうと、これは音楽を楽しむためのヘッドホンではなく、
音楽と真摯に向き合って音を聞き分けるためのヘッドホンである、
と言えます。
集中して音楽を聴くにはこれ以上ないヘッドホンとも言えるでしょう。

これに対してK240はCD900STの高域の鋭さを低域の豊かさへと振って、
もう少し音楽を楽しむ方向のヘッドホンだと思ってもらえると。

個人的にはCD900STの尖った音も
K240のバランスの取れた音も甲乙付けがたいです。
ただ、高いヘッドホンをはじめて買う人には
ぜひ一度試聴をオススメしたいヘッドホンですね。

本日のお買物

同人誌3冊
超肉画集『新月』
フルメタ・スティックポスターとバインダーのセット

超肉さんは山本ケイジというペンネームで
『半分の月がのぼる空』の挿絵を描いていた絵師さんです。
前に山本ケイジ名義の『半月』って画集で
『半分の月がのぼる空』関係の絵をまとめていたので、
今回はそれ以外の仕事の絵を集めた画集になります。
個人的には、超肉さんの美琴(はにはに)や麻衣(夜明けな)を
見れただけでもかなり満足。
後さっき知ったんですが
今月はささきむつみさんも新しい画集出してたんですねぇ。
他にもみやま零さんも春に画集出すみたいなんで、
出費がかさむかさむ。orz

んで、フルメタのスティックポスターは完璧な衝動買い。苦笑
出てたのは前から知ってたんですが、
知ったときにはすでにネット上では完売状態。
欲しいなーと思いつつ、でも手に入らないよな、と思っていたら
今日ゲマズ発見してしまいそのままお買い上げ。
ポスターはすべて四季童子さんの描き下ろしだし、
バインダーそのものも立派なつくりだったんで文句はないものの、
やっぱ6300円は高かった。
出費がかさむかさむ。orz

……あぁもう、今日は金をいくら使ったのか考えたくないや。
ほんと、『考える前に買え』とはよく言ったもんです。

遺産 その3

いやぁ……今回はちょっとすごいもの見っけちゃったな。
おねかのえあ読本
(↑リンク先の右側にあるリンクから見れます)

今の自分の、ギャルゲに対するスタンスの原点。
ギャルゲのシナリオ構造なんかを考えるようになったのは
この中のAIRに対する考察を読んだことがきっかけでしょう。
まぁ考えるようになったのは読んですぐではなく、
ある程度この手のゲームをやってからでしたが。
でもこれを読んでなかったら構造なんて考えもしなかっただろうな。

しかし1.2の作者の観点なんてほぼそのまま自分のスタンスだわ。苦笑
これに泣きの追及の上での『死』や、
残虐シーンなんかの『死』への反発をが入ったのが
今の自分のスタンスといってほぼ差し支えないです。
でもちょうどスタンスについてブログに書こうとしてただけに、
ちょっとタイミングがね。
まぁこれについては一度自分の言葉でまとめたいんで、
それでも書きあがり次第ブログに投稿します。

またしても

更新期間が開いてしまいました。汗
また不意に止まることはあるかと思いますが、
それでも削除はしないんで気長にお待ちいただければ幸いです。
だってまだ書きたいことを書ききってないんだから。苦笑

しかし今回の更新はそんな書きたいこととは関係なく、
ちょっとした小ネタ。
少し前からですが、ナランハでペン回し専用ペン『PEN'Z GEAR』
ってのが売られてて、結構気になってます。
まぁ今の時点では完璧に売り切れてるんで手に入らないんですが。
でもちょっとほしいなぁ、コレ。
デビルでもハンドスティックをまわすフラーリッシュに応用できそうだし。
デビルといえばトライゴンやプリズムの重さの表記が、
平均値じゃなく幅を持った値に直されてますね。
重さは個体差が大きいため、実際平均値にあまり意味がなかったんです。
でも最大値の285gってw。
いまの自分が使ってるのは240gなんで、それより50g近い重量増。
10g違うだけでも結構重くなるのに、こんなの扱えるのか?苦笑